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自律神経失調症 (担当 藤本)
今回のテーマ『自律神経失調症』

自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れて起こる症状のことです。
私たちの身体の中には色々な神経が張り巡らされています。



上の図を見て頂くと分かるように、自律神経失調症という症状に関している神経は、末梢神経の中の自律神経(自分の意思で運動はせず、反射で調節したり、分泌する神経の事で、植物神経とも言う。機能上①交感神経②副交感神経に分類する)

* この神経をコントロールしているセンサーは、脳の中にある間脳という場所の視床下部で調節している。

(1) 交感神経 ・・・ 身体が活動する時にエネルギーを発散するのに都合よく働く。
例えば:瞳孔を広げる・気管支を拡張する・心臓の働きを活発にする
(心拍数を上げる)・血圧上昇・胃腸の働きを抑える。
(2) 副交感神経・・・ 身体が安静時にエネルギーを蓄積するのに都合よく、働く。
例えば:瞳孔を小さくする・気管支を収縮する・心臓の働きを抑える
(心拍数を下げる)・血圧下降・胃腸の働きを促進。

この(1)交感神経と(2)副交感神経は拮抗的に作用して、協調をコントロールしていますが、ストレスなど刺激が長時間続いたりすると、自律神経が排除しようと頑張るあまり、バランスが崩れてしまい、自律神経失調症を起こす事になります。

★主な症状★
頭・顔: 頭痛・めまい・不眠・微熱・発汗
呼吸系: 呼吸困難・咳・息切れ・息苦しい・嘔吐
心臓系: 動悸・不整脈・左胸の痛み
消化器系: 食欲不振・腹痛・下痢・便秘
その他: 肩こり・背中の痛み・腰痛・月経痛・月経不順・手足の痺れや冷え・むくみ・倦怠感・体重の減少など

主な症状以外も出る事がある。
自律神経は全身の器官をコントロールしているため、バランスが崩れると全身の機能に支障をきたし、色々な症状が出てきます。
ただし、間違えやすい病気は、仮面うつ病です。仮面うつ病は、不眠・食欲不振・倦怠などの症状が前面に出やすいため、精神的な症状が隠れるため間違えやすいです。

自律神経失調症は、自律神経系の不定愁訴で起こるが、器質的な疾患や精神障害が認めれないものをいう。

★原因★
ストレスなど、外部から刺激に対して、自律神経が『身体を守ろう』と防御反応を起こして発症するケースが多い。
症状が、一人一人違う様に原因も一人一人違います。自律神経のバランスが乱れるのには、いろいろな原因が複雑にからみ合っているといわれています。

●生活リズムの乱れ: 夜更かし・夜型人間・夜間勤務や子供の頃からの不規則な生活習慣など人体のリズムを無視した社会環境やライフスタイル
●過度なストレス: 仕事などの社会的なストレス・人間関係・精神的ストレス・環境の変化など過剰なストレス
●ストレスに弱い体質: 子供の頃からすぐ吐く・下痢をしやすい・自家中毒・環境が変わると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいる。
また、思春期や更年期・身体が弱っているときは、自律神経のバランスが乱れやすい。
●ストレスに弱い性格: 「NO」と言えない。感情処理が下手・気持ちの切り替えができない・  人の評価を気にしすぎる・人と信頼関係を結ぶのが苦手・依存心が強いなど、ストレスへの抵抗が弱い傾向のある人もいる。
●環境の変化: 現代の生活は適応能力が衰えやすく、社会環境の変化・人間関係や仕事などの環境の変化などへの不適応や過剰適応が増えていると思われる。
●女性ホルモンの影響: 女性は、一生を通じてホルモンのリズムが変化し続け、この変化が自律神経の働きに影響を与える。

★こんな方はかかりやすいので要注意★

・真面目で責任感が強い人 ・冷え性
・几帳面で心配性の人  ・低血圧
・内向的な人  ・虚弱体質
・やせている人  


●女性へ・・・ 思春期や更年期・出産後など、ホルモンの変調が自律神経に大きく影響を与える。
*更年期障害は、自律神経失調症の一種です。
●男性へ・・・ 40代後半になると男性ホルモンの減少によって自律神経が乱れ、めまい・吐きなどの症状を起こす男性が増えています。

★ストレスを溜めないための方法★
家でゴロゴロしているだけでは身体の疲れはとれても心の疲労はとれないもの。ウォーキングや水泳など、身体を少し動かして軽く汗をかきましょう。(ウォーキングは、ストレス解消やリラクゼーション・ダイエット効果なども有ります。)

・自分好きな音楽やアロマ(香り)など、五感を刺激するのも効果的。
下記の事を実行してみるのも良いかも。
・完璧主義を捨てる。 ・自分なりの尺度をもつ。
・心から打ち込める趣味を持つ。 ・解決を先に延ばさない。
・軽い運動で汗をかく。 ・先入観を持って人と接しない。
・辛くなったら声を出す。  


★ビタミンB群を食べて症状を和らげよう★
ビタミンB群は神経の働きを正常に保つ働きがあります。しかし、強いストレスが続くと急激に消費、またストレスが加わると副腎皮質ホルモンを分泌して全身の抵抗力を高めます。

もちろん、普段からビタミンCをとる事もストレス対策になります。
・ビタミンA・Eも神経をコントロールし症状緩和
・カルシウムはイライラ鎮め、不眠解消

●ビタミンB群: レバー・豚・うなぎ・サバ・イワシ
●ビタミンC群: ピーマン・ほうれん草・ブロッコリー
●ビタミンA群: 鶏・豚・牛の肝臓・いか・うなぎ・からすみ・うずらの卵・マーガリンしそ・抹茶
●ビタミンE群: ひまわり油・アーモンド・ヘーゼルナッツ・煎茶・すじこ・いくら・小麦胚芽
●カルシウム: 牛乳・乳製品・大豆製品・小魚・海藻

★ツボを刺激して、ストレス解消★
ツボ療法には、自律神経のバランスを整え不快症状を改善する特効ツボがたくさんあります。
代表的なのが、『手三里』と首の後ろにある『大椎』肩凝りを解消し、血圧を安定させる効果が期待できます。万能ツボとして知られる『百会』は、頭痛などの痛みを穏やかする効果があります。
『手三里』
場所: 腕の外側で、肘を曲げた時にできるシワから指2本分ほど手首側にあります。
刺激量: 刺激量:親指をやや立てるようにして、ギュッと押しては離すを3~5分ほど繰り返す。
温かい缶などで温めてもいいでしょう。

『大椎』
場所: 首を前に曲げた時に首の付け根に出っ張るの下のくぼみにあります。
刺激量: 中指と薬指を当て、弱めの力で3~5分押します。ドライヤーで温めたり、ブラシなどでなでたりするのも良いです。

『百会』
場所: 頭のてっぺんにあり、顔の中心を走る縦の線と、左右の耳の高い部分を結んだ線が交差するところにあります。
刺激量: 中指やボールペンの先で頭の中心に向かって気持ちいいと感じる強さで3分ほど押します。
灸も効果あります。

『労宮』
場所: 手の平のほぼ中央で手を握った時に中指が当たるところにあります。
刺激量: 親指で気持ちがリラックスしてくるまで、強めに押します。

★効果のある身体の運動★
ストレス社会で、社会人になって、運動不足になりがち、家で簡単にできる事から始めましょう。
単調な日常生活を送っている方は、予測出来ない球技がおすすめ!!!
気持ちを集中させ、気分転換をはかることが出来るのです。球技には様々な種類がありますが、いつでも気軽に出来るお手玉やけん玉でも良いです。
また、心身の緊張が高まると呼吸が浅くなり、脈拍も速くなりますので、腹式呼吸で呼吸を調整し、緊張をほぐしましょう。

(1) お腹をへこませながら、静かに息を吐きます。
(2) お腹に力を入れて、1~2秒、息を止めゆっくり力を抜いて自然に息を吸います。
(3) 肺全体に空気がいっぱいになったら1~2秒息を止めます。
(4) (1)~(3)を5~6回くり返します。

★太陽宗拝のポーズ★
(1) 息を吸いながら身体をゆっくり後ろに反らします。 (2) 息を吸ってから息を吐きながらお辞儀をするように深く前屈する。30秒くらい続ける

★山のポーズ★
(1) 正座をして腕の前で手を組み肘は肩と同じ高さ (2) 息を吐きながら手のひらを上に返し天井に向かって背伸びをする。

★魚のポーズ★
   
(1) 仰向けに寝て両足をそろえて、脇を締めるように肘を立てる。   (2) 大きく息を吸ってから、息を吐きながら胸を持ち上げる。頭のてっぺんを床につける。
30秒~1分間続ける。